まずは、日本一周。
突然だが、私はこの夏(2006年)に「日本一周」に行くことにした。
…私、朝森久弥の野望の一つに、「世界の全ての国の地を踏む。」というのがある。
なぜそんな野望なのか?それは、その野望こそがCURIOSIST精神の最たる発露であると信じているからだ。
分かりやすく言うと、「この世のあらゆることを知り尽くしたい。それなら世界の全部の国に行かないと。」ということである。
そしてこの野望を果たすために、一度は「世界一周」をやってみたいと思っている。
多分世界一周をするなら、一番時間のある大学生の間になるだろう。けれどもそれは1年休学して行くようなものではない。
まあ、親のすねかじって大学に通い、しかも毎月5万の奨学金も借りている身としては、なるたけ迷惑をかけない上での自由の行使をしたいという考えだ。
なので行くとすれば、夏休みか春休みに、2ヶ月くらいかけて行くことになるだろう。
世界一周の話は今回の本筋ではないのでこれくらいにしておく。では「なぜ日本一周?」かというと、ズバリ、「世界一周の予行演習」のためである。
大体、世界随一の治安を誇る日本を一周出来ない人が、魑魅魍魎(ちみもうりょう)な世界を一周出来るはずがない。
それに、日本もロクに知らないのに、世界を見に行っても、得られるものは少ない。過去の2度の海外渡航の経験から言って、他の国の何たるかを理解するときというのは、少なからず、日本の事情と比較するものだ。
このことは、「『自分の国のことが理解できていないと、他の国のことは理解できない。』と言うフレーズは、留学や海外派遣などでは使い古されたフレーズである」、と言い換えても良い。
そういうわけでとにかく、私は日本一周に挑戦することにした。では実際どのように一周するか。
そこで私は次のようなルールを定めた。
「電車と自分の足を頼りに、沖縄県を除く全ての都道府県に足を踏み入れる。」
…私にはまだ、飛行機や船に乗るだけのお金がない。ゆえに沖縄県に行けないのは仕方ない。(沖縄県民の皆さん、ごめんなさい。)
それ以上に重要なのが、全ての都道府県に「足を踏み入れる」ことである。私はこれを、「駅の改札を通って外に出る」ことと定義するので、単なる日本一周よりも手間がかかることは間違いない。
今の私の試算では、「青春18切符」を4冊買って周れば、十分前述のルールを満たすことができる。旅全体の予算は8万円といったところか。
きっとこのようなルールで日本一周をする人はきわめて稀なのだろう(もしいたら教えて頂きたい)。けれどもそれはそれでユニークな日本一周になるのだろうし、
やはり、日本の全ての都道府県を巡る事に大きな意味があると思うので、ひとつこれでやってみようと思う。
以上、日本一周を告知したからには、随時この旅に関する情報を発信していこうと思う。
とは言え、日本一周している約1ヶ月間は、更新が鈍くなることをご了承頂きたい。
別に「自分探しの旅」だなんて考えていないので、特に何か得られるわけではないだろう。損得勘定で言ったら、得になるとは夢にも思わない。
しかし、登山家はこう言うのだ、「山に登るのは、そこに山があるからだ」と。
そして私はこう言うのだ、「旅をするのは、そこに私が知らない世界があるからだ」と。
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