『食・遊・走』の『食』


 ☆動機
 3月15日。朝森は『ビジネス点字検定3級』を受験しに東京に行かねばならなかった。
 「うーん、検定終わったら即帰宅じゃつまんない。どこか東京の面白いスポット寄りたいなぁ」
 でも、いまさら東京タワーとか上野動物園とかお台場とか秋葉原とか行っても芸がない。 そこでひらめいたのが、「寄食」にチャレンジというものだった。
 私、好奇心と健康な体だけが取り柄なので、多少のゲテモノは大丈夫なはず。 でも、ゲテモノばかりだと萎えるから、どうせなら寄食の中でもチーズ料理が食べたい。
 そんな思いで東京を中心に、興味深い「寄食」を幾つかピックアップした。

その際の主な参考サイト:『寄食の館』

 気がついたら、東京に限らず、全国各地の寄食にも興味が沸いていた。
 と言うわけで、せっかくの春休みだから、力の限り、寄食を食べ歩くことにした。
 己の胃袋と、チーズへの愛を試す旅が今、始まった。


 ☆おしながき(※普通にゲテモノじゃないのも入ってるのはご愛嬌で)

 in東京
 ・絶品チーズバーガー(ロッテリア@都内某所)
 ・牛丼(サンボ@秋葉原)
 ・ドラゴンアイス(ドラゴンアイス@秋葉原)
 ・もっふるたん(ドラゴンアイス@秋葉原)
 ・梅ぼしのクリームチーズパイ(シリアルマミー@銀座)何故か見つけられませんでした
 ・マミドバーガー(マミドバーガー@渋谷)何故か見つけられませんでした

 in北関東
 ・餃子パフェ(餃子小舎@茨城・柏)

 in中部
 ・甘口抹茶小倉スパ(喫茶マウンテン@愛知・名古屋)
 ・名古屋きしめんアイス(茶っきり娘@愛知・名古屋)閉店時間を過ぎてたので諦めました

 in九州
 ・ざるチーズ(高千穂牧場@宮崎)

 in東北
 ・レアチーズキムチ納豆(柳家@宮城・仙台など)

 in全国
 ・3種のチーズ牛丼(すき家)


 ☆写真と詳細
 絶品チーズバーガー;点字検定が終わった後、会場近くのロッテリアで食べた。 絶品チーズと聞いて、私が食べないわけにはいかないだろう。

 …うん、普通に美味しいね。寄食でも何でもないね。中に挟まれているのは肉とチーズだけというシンプルさが潔い。
 これで360円なのは妥当かもしれない。だが私の家庭は、ハンバーガと言えばマクド○ルドだった。 ゆえに私は、何て高級なハンバーガーなのか、と思わざるを得なかった。
 ※ちなみに食べた時点では、「絶品チーズバーガー」はロッテリアの中でも東京周辺の限られた店舗のみでの販売でした。 が、好評を受けて、2008年4月から全国販売になるそうです。

 牛丼;絶品チーズバーガーを食べたその日に、秋葉原にある『牛丼専門 サンボ』で食べた。 
住所は東京都千代田区外神田3-14-4らしい。秋葉原のあの大通りから一本奥に行ったところに佇む、個人経営の店。

 中は張り詰めたというか、落ち着いたと言うか、チャラい奴お断り的な雰囲気が漂う。軽々と牛丼の写真なんて撮れたものじゃない。
 客層は、秋葉原の玄人という感じの男、いやたちが多数。
 400円の、牛丼・並を注文する。程なくして出される。
 …うん、牛丼以外の何物でもないね。牛丼の中の牛丼。または牛丼オブ牛丼。吉○家の牛丼とは色々違う。 何ていうか、元祖・牛丼。つゆでごまかさない、牛肉及び玉ねぎの味を追求してますぜ。量も多め。特にご飯が。
 食べ終わったら「ごちそうさまぁ!」と言い、お代を渡してサッと去る。これがサンボ流のようだ。
 ※より詳しくはこのページをご参照ください→『ザ・サンボ 牛丼専門店』

 ドラゴンアイス;牛丼を喰らって暑くなったので、これを食べて体を冷やすことに。
秋葉原のメインストリート沿いにある店。テレビで取り上げられたこともあり、行列はデフォ。雰囲気は見事に、サンボと好対照を成している。

 このアイスが500円。売れっ子だからギャラも高いのだろう。
 …確かに、不思議な触感だ。サラサラしてると思ったら、今度はモチモチしてきた。味はそこそこ。
 食べ終わったら『エコタワー』建設にご協力を。
 ※より詳しくはこのページをご参照ください→『ドラゴンアイス 秋葉原店』

 もっふるたん;これもドラゴンアイスのメニュー。陛下に縁があるとかないとかで話題になったとか。
 すぐに出されるドラゴンアイスと違い、こっちは数分かかる。 私の場合、ドラゴンと一緒に注文したところ、先にドラゴンが来たので、それを食し、食し終わったところで丁度もっふるたんが来た。

 …こちらも珍しい触感。「もち」と「ワッフル」の融合体なのだが、しょうゆベースのたれが塗られていると、やや「もち」寄りかもしれない。
 ちなみにオーダーしたのはハムチーズ味(250円)。甘味系もあるのでご心配なく。
 ※なお、右の写真に女性らが写っていますが、これは適当な冊子を下敷きにしてただけです。
 ※この店の中に、かの『いとうのいぢ』が生み出した数々のグッズが飾ってありました。お茶目ですねぇ。

 餃子パフェ;都内から電車に揺られて小一時間。柏駅からしばらく歩いた所にある小さな店。
 基本的には居酒屋だが、餃子の創作料理で名を馳せており、テレビ取材を受けるほどだ。 入る前に「チーズ餃子」の電光掲示を見つけた。これは期待が持てる。

 最初に夕食も兼ねて頼んだのは、よくばり餃子Bコース(520円)。 チーズ餃子・カレー餃子・ホタテ餃子・ウィンナー餃子・アスパラ餃子・シーチキン餃子の6個から構成されている。 これにご飯と味噌汁を+160円で付けてもらうことも出来る。
 餃子と一緒に3種のタレ(味噌・マヨ・しょうゆ)が付いてきて、さらに『餃子とタレの相性相関図』なる表を見せてくれる親切っぷり。 初心者はこれを眺めつつタレをつけて食べるのだ。

 店のおばちゃん曰く、今年の元旦になぜか仙台の人が大挙して店にやってきたとのこと。 そんなわけで、仙台名物を使った創作餃子の話で盛り上がった。
 朝森:「仙台と言えば“牛タン”って聞きますけど。あと“ずんだ”」
 店のおじさん:「牛タン餃子か…。ずんだって枝豆で作ったあんこみたいなのだよね?すると味のインパクトが薄いかも…」
 創作餃子の多くは、お客さんからのアイデアから生まれるという。 このような過程を通して、日夜餃子に想いを馳せているおじさんおばさんなのだった。
 いよいよ真打ち、餃子パフェ(800円)の登場だ。

 店のおばさん:「はい、ご主人様♪」
 ちょw…おばちゃん、やりよるな。
 正直おばさんどころかおばあさんにも関わらず、心は永遠の17歳なのか。パフェの形にも遊び心がある。 このおばさんがミクシィをやっていると言うのも分かる気がする。
 …餃子は当たり前のようにアツアツ。パフェは当たり前のようにひんやり。ただの「餃子+パフェ」と思いきや…
 “あん”はなんとバナナチョコだという。よかった、ひき肉とか入ってたらどうしようかと思ったよ。これならイケる。
 以上、昨今のギョウザ騒動をものともしない、異色餃子屋であった。
 ※それどころかギョウザ騒動で客が増えたと言う。「冷凍ギョウザ」はアウツだから、「手作りギョウザ」に乗り換えようと機運が高まっているらしい。
 ※この店のサイトはこちら→『餃子小舎(ぎょうざごや)』

 甘口抹茶小倉スパ;名古屋の地下鉄、いりなか駅から歩いて数分。 ちょっとした丘の上にそびえるそこはまさにマウンテン。
 名古屋は全国一の喫茶店の激戦区で知られているが、寄食っぷりならどの喫茶店にも負けない。 寄食ハンターでここを登頂しないのはモグリだと言えよう。

 レトロな雰囲気の店の中に入ると、そこは喫茶店以外の何物でもなかった。 入り口付近に『甘口いちごスパ 販売開始』のお知らせが貼ってあることを除いては…
 今回頼んだのは、マウンテンの甘口スパシリーズの王道とも言える、抹茶小倉。800円。 奇妙な組み合わせと言うだけでなく、量もバカ多いと聞くそのスパゲッティ。果たして食べきれるかどうか…わくわくドキドキ。

 来たきたキタ、来ましたよ。
 まず、麺。これ、スパゲッティじゃなくてソフト麺じゃないのか!?給食でよく出てた。 抹茶分はどうみても麺に練りこまれている模様。
 その上に乗るあんことクリーム、そしてフルーツ。冷たいはずのクリームも麺の熱気により生温かくなっている。
 しかも1人で頼んだはずなのに、2人前にしか見えない。
 逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ。とにかく登頂(=完食)しなければならない、そこに山がある限り。
 意を決して喰らいついてみると、
 …うん、食えなくはない。ほろ苦い麺を食べるのは生まれて初めてだが、ある意味“大人の味”なのもいいかもしれない。
 だが、5合目を過ぎた辺りからが本当の闘いだ。私は幸い、クリームやフルーツを最後まで残していたからよかったものの、 先に食べてしまったら残るのは”緑麺”だけだ。その状況は、ピッケル無しでエベレストを登るのに匹敵する。 という訳で、クリームとフルーツを適度に利用しつつ、登山していくのが良いと思われ。

 ふう…単独登頂を果たしたぜ。
 それにしても、最後の方はクリームが溶けたのもあって油ギトギトだったなぁ。健康にとても気を遣う、私の友達の一人には絶対薦められないな。
 厨房をチラッと眺めると、途中下山してしまった人もいたようだったが…腹に覚えのある人は、チャレンジしてみてはいかが!?
 ※マウンテンの詳しいことはこちら→『喫茶マウンテン公式Blog』

 ざるチーズ今や県庁すら観光名所である宮崎県におわします、高千穂。 ここで見つけた、1つ1050円もする高級チーズ。しかしこの時、朝森の好奇心とチーズ大好き心は、貧乏性を上回ったぁ!

 …自然解凍を経て、アイスとチーズが程よく混ざり合っている。 ビニールから解き放たれたそれは、神々しさにも似た輝きを放っている。
 口当たりもよく、赤ちゃんでも安心して食べられる柔らかさ。惜しむらくは、長期保存に向かないこと。 佳人薄命とはこのことだ。
 ※実は買った場所、高千穂牧場じゃなくて、鹿児島にあったとある物産展なのです。すんません。

 レアチーズキムチ納豆;仙台駅東口から少し歩いた所にこじんまり建つラーメン屋『柳家』。 そうこここそ、チーズ入りのラーメンが食べられる貴重な場所なのだ。
 入り口で食券(950円)を買い、店のおじさんに渡す。 それにしても、レアチーズ・キムチ・納豆たぁ、かなりチャレンジングなマリアージュなこった。

 …見事に、レアチーズを乗せてきてくれた。豆腐のような硬さで、キムチとは対照的に甘い。
 「かき混ぜてからお召し上がりくださいね」
 の言葉どおり、レアチーズをキムチスープの中に溶かし込み、麺を頂く。

 …レアチーズ、甘いのにして正解だわ、これは。 私が辛いものは得意でないこともあるが、今回の場合、レアチーズの甘さとキムチの辛さがうまく結びついて、何ともいえないまろやかさを醸し出している。
 はっ…考えてみれば、チーズもキムチも納豆も、皆「醸した」食品。相性がいいのも頷ける。
 ただ、納豆は何処?確かに納豆臭はしたし、独特の粘り気も見られたけど、豆が殆ど見受けられなかったように感じた。
 もしかしたら、細かくしたため確認できなかったのかもしれない。 それに今回の場合、納豆が主張しすぎなかったことが成功のカギと言えるから、良しとしよう。
 ※柳家の詳しいことはこちら。本店は岩手の盛岡にあるらしいです→『柳家』

 3種のチーズ牛丼;もうこれは、単にチーズ料理が食べたい朝森の願望によるもの。 ちなみに食べたのは、サンボの牛丼を食べた翌日の朝、都内某所で。チーズさえあれば、牛丼2連荘でも無問題さ。

 3種というのは、レッドチェダーチーズ・エグモントチーズ・ゴルゴンゾーラチーズのことだ。
 …期待通りの美味しさ。これらのチーズは牛乳から出来ているのだから、牛肉に合うのも当然。 いずれのチーズも、業務用に大量入荷されるのを利用しているに過ぎないとは思うのだが、この組み合わせを思いついた人に、乾杯。 並盛450円は、まぁ妥当かな。
 ※このページもご参照ください→『すき家』の3種のチーズ牛丼紹介ページ
 ※朝から牛丼だったのは、この直後に控えていた某イベントに備えるためでもあったようです(本人談)。





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